石巻大川小聴取メモ廃棄
いずこも同じ真実隠蔽
津波で計119人の児童職員のうち84名が死亡、行方不明助かった職員は1名という大惨事の後日談です。
市の教育委員会が生存者全員から聞き取り調査し。その内容大半をを報告書に印し聴取メモを全て破棄下というのです。
そのご遺族や生存者から疑問が相次ぎかような報道に至った次第です。
一番問題問題なのは助かった職員の陳述に関しての様です。
彼は速やかな高台への避難を主張したが受け入れられず、30分近く校庭で点呼をし、挙げ句に6年生を先頭に1年生を最後尾にして学校より海に近いかねて定めた安全と思われる場所に移動途中、先頭の6年生が後ろに走り戻り、全員が後ろに逃げようとして津波に飲まれ在る1年生は土砂に半身埋まった友を骨折した左手で土砂を除き救出するなどという壮絶な聞き取り内容じ報告書に反映されずメモ全てが廃棄されたと言う点です。
教育委員会としては学校の避難誘導に関する責任問題が発生し、亡くなられた校長始め多くの教職員の名誉にかかわり、挙げ句に犠牲となった子供たちのご遺族から損害賠償や慰謝料請求が起きる様な内容であった点です。
まあ、隠そうとする市教育委員会の立場は当然ですが、こういう事件に成ってしまえば帰って広く市教育委員会の不手際や亡くなられた職員の名誉を酷く損ない、子供たちや助かった職員に再度の事情聴取という多大な精神的負担をかける結果に成りそうです。
勿論、あくまでも市教育委員会がそれを拒否するなら遺族や週刊誌等による事実の公開が起きるのは必然と思われます。
助かるべき多くの生命が責任在る立場の人の判断で失われた以上、事実の正確な記録と公開は、今後の同様の災害の同様の悲劇が繰り返される事を未然に防ぐ為に全てが公開されるべきですね。
それが、多くの幼い生命の犠牲を無駄にしない、何よりの追悼であると思います。
そして、同じことが原発事故に関する政府や東電に加えて御用学者達の事故を過少に見せる
種々の隠蔽工作にも言えるのでは無いでしょうか。
以下はその事を伝えるいくつかのネットニュースです。
<東日本大震災>石巻市教委が大川小の被災聴取メモ廃棄
毎日新聞 8月21日(日)21時30分配信
東日本大震災の津波で全校児童の約7割が死亡・行方不明となった宮城県石巻市立大川小学校について報告書をまとめた同市教委が、教諭や児童ら計27人に当時の状況を聞き取った約30枚のメモをすべて廃棄していたことが21日、わかった。市教委の担当者は「重要な部分は報告書に反映させた。しかし大きな悲劇だったことを考えると、聴取内容を録音するなどして残すべきだったかもしれない」と話している。
大川小は北上川沿いにあり、約4キロ先の河口からさかのぼってきた津波で被災。計108人の児童のうち74人が死亡・行方不明になった。当時学校にいた教職員11人のうち10人が死亡・行方不明になり、学校に避難していた地域の住民も犠牲になった。
市教委は震災後間もなく、生き残った男性教員や児童らから聞き取り調査を順次実施。5月下旬、約30ページの被災の報告書「大川小事故報告並びに聞き取り調査記録」としてまとめ、これをもとに6月4日、保護者への説明会を開いた。
市教委は報告書作成にあたり、3月25日に職員2人が約30分間、男性教員から当時の様子を聞き取ってA4判の紙1~2枚に書き込んだが、そのメモを4月中旬に廃棄した。児童らからは4月下旬から順次聞き始め、その際のメモを5月中旬に処分したという。
当時、大川小6年生だった女児を亡くした女性(45)は、市教委の対応について「どうしてメモを処分してしまったのか。遺族は真実を知りたいと願っているのに、市教委はしっかり検証する気がなかったのではないかと思ってしまう」と話した。
【高橋宗男、百武信幸】
大川小は北上川沿いにあり、約4キロ先の河口からさかのぼってきた津波で被災。計108人の児童のうち74人が死亡・行方不明になった。当時学校にいた教職員11人のうち10人が死亡・行方不明になり、学校に避難していた地域の住民も犠牲になった。
市教委は震災後間もなく、生き残った男性教員や児童らから聞き取り調査を順次実施。5月下旬、約30ページの被災の報告書「大川小事故報告並びに聞き取り調査記録」としてまとめ、これをもとに6月4日、保護者への説明会を開いた。
市教委は報告書作成にあたり、3月25日に職員2人が約30分間、男性教員から当時の様子を聞き取ってA4判の紙1~2枚に書き込んだが、そのメモを4月中旬に廃棄した。児童らからは4月下旬から順次聞き始め、その際のメモを5月中旬に処分したという。
当時、大川小6年生だった女児を亡くした女性(45)は、市教委の対応について「どうしてメモを処分してしまったのか。遺族は真実を知りたいと願っているのに、市教委はしっかり検証する気がなかったのではないかと思ってしまう」と話した。
【高橋宗男、百武信幸】
石巻・大川小 市教委、追加調査へ 住民らも聞き取り
河北新報 8月23日(火)6時10分配信
東日本大震災の津波で全校児童の7割に当たる74人が死亡、行方不明になっている宮城県石巻市大川小をめぐり、市教委は22日、あらためて当時の状況を保護者や地域住民に聞き取り調査する方針を明らかにした。調査がまとまった段階で遺族に報告する。
市教委は震災後、当時現場にいた教職員の中で唯一助かった男性教師や児童ら計27人に当時の状況を聴取し、報告書を作成。6月4日の保護者説明会で聞き取りの内容を伝えたが、遺族からは「子どもたちがどんな状況で被災したか分からない」「納得できない」などと不信の声が出ていた。
追加調査では新たに、学校に子どもを迎えに来て無事だった保護者や地域住民らに当時の様子を聞く。市教委学校教育課は「最初に聞き取りをした対象者以外に調査を拡大し、点と点をつなげたい。焦らず、できるだけ早めに遺族に報告したい」としている。
市教委が男性教師らに聞き取り調査をした際の発言を書き取ったメモを報告作成後に廃棄していた件については「中身によっては残しておいても良かった。疑われるようなことはしていない」などと述べた。
大川小で子どもを2人亡くした父親は「追加調査は当然で、市教委がどこまで本気でやるのかを注視したい。今後の調査では証言メモを捨てるような行為は慎むべきだ」と話した。
3月11日の地震直後、児童はいったん高台に避難。北上川の橋のたもとにある堤防道路に移動する途中、川をさかのぼった津波に巻き込まれた。
市教委は震災後、当時現場にいた教職員の中で唯一助かった男性教師や児童ら計27人に当時の状況を聴取し、報告書を作成。6月4日の保護者説明会で聞き取りの内容を伝えたが、遺族からは「子どもたちがどんな状況で被災したか分からない」「納得できない」などと不信の声が出ていた。
追加調査では新たに、学校に子どもを迎えに来て無事だった保護者や地域住民らに当時の様子を聞く。市教委学校教育課は「最初に聞き取りをした対象者以外に調査を拡大し、点と点をつなげたい。焦らず、できるだけ早めに遺族に報告したい」としている。
市教委が男性教師らに聞き取り調査をした際の発言を書き取ったメモを報告作成後に廃棄していた件については「中身によっては残しておいても良かった。疑われるようなことはしていない」などと述べた。
大川小で子どもを2人亡くした父親は「追加調査は当然で、市教委がどこまで本気でやるのかを注視したい。今後の調査では証言メモを捨てるような行為は慎むべきだ」と話した。
3月11日の地震直後、児童はいったん高台に避難。北上川の橋のたもとにある堤防道路に移動する途中、川をさかのぼった津波に巻き込まれた。
宮城・石巻市の教育委員会、津波被害に遭った大川小学校の聴取メモを廃棄
フジテレビ系(FNN) 8月22日(月)12時47分配信
東日本大震災による津波で74人の児童が死亡、または行方不明となった宮城・石巻市の大川小学校。当時の被災状況を調べるために、市の教育委員会が、教諭などから聴き取り調査をした際のメモを捨てていたことがわかった。
震災後、石巻市の教育委員会は発生当時学校にいて、唯一無事だった男性教諭や児童24人から、聴き取り調査を行った。
市教委は、メモをもとに報告書を作成したあと、5月ごろに、およそ30枚のメモをすべて廃棄したという。
メモには、教諭が地震のあと、児童を机の下に避難させたことや、山への避難を呼びかけたことなど、当時の状況が記されていた。
市教委は、「メモの内容は、ほとんどを報告書に反映させた。メモは下書きなので廃棄したが、今となっては申し訳なく思っている」と話している。
震災後、石巻市の教育委員会は発生当時学校にいて、唯一無事だった男性教諭や児童24人から、聴き取り調査を行った。
市教委は、メモをもとに報告書を作成したあと、5月ごろに、およそ30枚のメモをすべて廃棄したという。
メモには、教諭が地震のあと、児童を机の下に避難させたことや、山への避難を呼びかけたことなど、当時の状況が記されていた。
市教委は、「メモの内容は、ほとんどを報告書に反映させた。メモは下書きなので廃棄したが、今となっては申し訳なく思っている」と話している。
最終更新:8月22日(月)12時47分
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