【4月3日 AFP】長い間議論の的となってきたコーヒー。この黒い液体について、心臓疾患やパーキンソン病、アルツハイマー病、糖尿病などの予防効果がある可能性があるとの認識が、医療専門家らの間で広がり始めている。
 近年、世界で発表された複数の研究論文が、「コーヒーは健康に良い可能性がある」と結論付けている。
 今年2月には米政府が、5年毎に見直しをしている食生活についてのガイドラインを公表し、その中で、コーヒーは初めて、1日に数杯飲んだとしても概して有害とは言えないとした。
 米タフツ大学(Tufts University)の栄養学・政策学部の教授で、ガイドラインを作成した委員会のメンバーであるミリアム・ネルソン(Miriam Nelson)氏はAFPに対し、「あらゆる科学に目を向けた」と述べ、「(コーヒーを)1日に3~5杯飲んだとしても、健康へのマイナス効果や有害な影響は見られなかった」と説明した。また同氏によると、「適量」は、1日のカフェイン摂取量が500ミリグラム以下だという。
 だがコーヒーが健康に良いとされる理由については、現在のところ明らかになっていない。
 コーヒーと早産の関連性については、委員会がこの関連性についての研究結果を再調査したところ、確たる証拠は得られなかった。ただ、妊婦は念のため、1日のカフェイン摂取量を200ミリグラム程度までに抑えたほうが良いと述べている。
 1粒に1000種類の分子が含まれているとされているコーヒー豆。そのコーヒーの恩恵についてネルソン氏と委員会のメンバーで、米コーネル大学(Cornell University)で栄養化学を教えるトム・ブレナ(Tom Brenna)氏は、カフェイン以上に、赤ワインやココアなどにも含まれるポリフェノールのような抗酸化物質によるものである可能性があると述べている。(c)AFP/Jean-Louis SANTINI